【解説】なぜ尹錫悦大統領は戒厳令を出したのか?軍が国会に突入し内乱罪との指摘も…韓国の民主主義の行方
先日、韓国の尹錫悦大統領が戒厳令を発動したニュースが話題になった。
この記事を読みながら、政治家という職業の本質について改めて考えさせられる。
政治家もまた、一人の人間。
責任感を持って職務を全うする人もいれば、私利私欲に走る人もいる。
それはどの国でも共通する課題だが、今回の韓国のケースはその「最悪の形」を示したと言えるのではないだろうか。
日本には戒厳令と同様の法律は存在しないものの、政治家が権力を濫用しようと思えば不可能ではない。我々はその危険性を忘れてはいけない。
特に現在の日本では少子高齢化が進み、政治の中心にいる議員たちの年齢も高齢化している。
この状況下で、私は多くの現職議員が「今の自分」だけを見て政治をしているように感じており
実際、長期的な視野に欠けた政策や行動が、結果として次世代に重い負担を強いる構造が生まれている。
その一方で、思うことは「私たち有権者の側にも責任がある」というとこだ。
選挙の際に深く考えず投票を避けたり、政治に無関心であることが続いてはいないだろうか。
確かに誰かの一票では、すぐに変わらないかもしれないが行動を起こすことを
考えることを辞めてしまえば、若者や次世代を苦しめる政治が定着してしまうのではないだろうか。
まさに「脳死状態の民主主義」だ。
今回のニュースを通じて、韓国の民主主義が試練に立たされていることを実感したが、日本もまた例外ではない。
むしろ、私たち一人一人がこの問題を他人事と捉えるのではなく、次世代のために行動を起こすべき時期に来ているのではないだろうか。
投票や政治への参加が、社会を変える力を持つことは間違いはない。
今回の出来事が、未来を担う世代にとって、政治の重要性を再認識するきっかけになってほしいと心から願う。